パンチラ追って知らない街へ

すべて作り話です

20221120

昨晩、久しぶりに彼と行った中華料理屋での食事が本当に楽しかった。いつもより私の眉毛が太かったことを指摘されて、口に入れたワンタン麺を吹き出してしまいそうなくらい笑った。食事しながら楽しいと思える人間は、わたしにとって数少ない。わたしは人間…

20221116

消せるということは、あるということ。今日で結成13周年目を迎えるバンドのヴォーカルはそう歌う。死にたいと思えるのは、生きているということ。辞めたいと思うのは、仕事があるということ。別れたいのは、今そばにいるということ。綺麗事みたいで勝手な考…

20221115

私の誕生日を祝ってくれた友人の誕生日を忘れていたことを思い出した。申し訳ない。遅れている上で、いつ頃祝うべきか日々考え巡らせているけど、そんなもの早い方がいいに決まっている。それでも何をあげようかでまた悩んでいたら、ついぞ忘れて夜遅くなっ…

20221111

本日も秋晴れ。朝はいつものベーグル、昼はスタバのバジルチキンサンドとホワイトモカ(でかいやつ)、誕生日に友人からもらったギフトカードの期限がもう間も無くなため2,000円分豪遊したけど500円で済んでかなり得した気分だ。しかもデカいやつにしてもお…

20221110

なんか普通の日記としてここ使いたくなってきた。かっこつけて一生懸命書く文章があまりしっくりこなくなった。天気は清々しい秋晴れ。少し肌寒いけど、湿気のないカラッと晴れた青い空がきれいだった。ここ数日雨が降らないので、職場に置いてきた傘を持っ…

石橋施工管理

私には悪しき思考の癖があり、解決しない問題をいつまでもいつまでもいつまでも思い悩み続けてしまう。そのせいで昨日なんて午前3時にやっと眠りにつけたくらい。例えるならば、石橋を叩いて叩いて叩いて、周りからまだ叩いてるの?と聞かれてもなお、叩いて…

愛しあってるかい

立て続けて大切なひとの結婚式に参列した2022年10月。少し前までは、一足早く人生の階段を登るひとたちの後ろ姿を見送って焦る気持ちもあったけど、誰ともなく人生は一人一人のペースがあって、タイミングがあって、一つも同じ道なんてないことを感じ始めて…

中津川ソーラー武道館

2018年から毎年行き続けている地元のフェスの話がしたい。何をきっかけに行くことになったのかは正直まるで覚えていないのだけど、2018年の主要たる夏フェスがそろって終わりを迎える9月下旬に、地元岐阜県の中津川市で開催されるフェスの存在を知った。中津…

ブランケットシンドローム

幼い頃の写真を見返すと、私のそばには必ずいつも大きくて赤いバスタオルがあった。物心つく前からずっと、そのバスタオルを抱いて寝ている記録があった。大きなバスタオルのことを「だいじ」と呼んでいた。いつしか母が「大事に持っていてね」と手渡した言…

コロナ療養記

感染経路は明白であり、自業自得で誰も悪くない。私は私の不注意で、乗りたくもない流行りに乗ることになってしまった。初めはごく一般的な風邪症状にも似たのどの違和感だった。エアコンのつけすぎかしらとも思ったけれど、熱を測ると37度で確信に変わる。…

あいまいな喪失

勇気を出して聞いてみた。家族なのに、家族のことを知るために勇気を出さなくてならないことそのものがおかしな話なんだけど。私にとっては、2年ほど前からずっと気になっていたことで、気になっていたことなのに、どうしても口に出すのは憚られていた。 私…

出雲旅行記③

次なる目的地は、この旅で一番楽しみにしていた出雲日御碕灯台だ。実のところ、私は灯台が好き。本当に大好き。青い空と海に、凛とそびえ立つ白い灯台。船人の安全を見守り、暗い海に光を照らす道しるべ。時に二人の未来を見つめる場所、という意味を込めて…

出雲旅行記②

別れを惜しみながらサンライズ出雲を下車し、特大の荷物をJR電鉄出雲市駅のコインロッカーに再び押し込み、身軽さを取り戻した私は、一畑バスを待ち出雲大社へと向かった。参拝方法が他と違うことはリサーチ済みだ。鳥居をくぐったらまずは、祓社(はらえの…

出雲旅行記①

2022年5月6日。午後休をもらい、仕事終わりに駅のコインロッカーに詰め込んでいた大荷物を取り出して、いそいそと東京へ向かった。朝からずっと、これからはじまる一人旅のことを思って心が落ち着かなかった。今回の目的は東京ではない。今回の目的、それは…

ナナちゃんのこと

ナナちゃんのことをたまに思い出す。ナナちゃんは高校一年生の頃おんなじクラスで、私とは席がずいぶん離れてて、入学してしばらくはお話しする機会はなかった。ナナちゃんは小顔で高身長で手足も長くて、名前の通り小松菜奈によく似てた。ある日、ナナちゃ…

ロックンロールはジャンルじゃない

ザ50回転ズのライブ行ってきた。ほくほくと興奮しながら帰路に着いています。今夜はまだ、眠れそうにない。ザ50回転ズのライブの後は決まってキーンと揺れる鼓膜の余韻を耳に感じながら、なんの音楽も聴かずに帰ることが私にとっての定番なのだ。なんだか、…

質の悪いエンジン

6年か7年前に書いた日記を開いて読んでいる。今は今期最大、GW10連休一日目の深夜2:11にあたる。今回の長期連休において目標としていた「生活リズムを崩さない」はあっけなく初日から達成することができなかったみたいだ。私は深夜が好きだから仕方がない…

思へば遠くへ来たものだ

毎日のようにやるせなくて泣いて帰ってた仕事終わりの胸の痛みや夜道の風景を鮮明に思い出すことができなくなっていて、まるで遠い遠い昔のことみたい。今私は5年目の春を迎えて、入社後はじめて異動を経験して、名古屋へ金を稼ぎにきています。23時過ぎにオ…

MOROHA"単独"日本武道館

私がMOROHAを知ったのは5年程前のことで、終わらない就職活動に、先の見えない不安な毎日にいよいよ疲弊していた頃だった。丁度、子供から大人に成熟する段階にあったのだろうと思う。やけに感傷的で世の中に牙を向けて、その割に自分はなんて無価値な人間な…

ディジュリドゥを吹いてみたい

その人はいつもおかしな話をしてくる人だった。 ある時は猛烈に釣りに没頭していると言い出したかと思えばありとあらゆる釣竿を、様々な種類のリールを、またそれぞれの魚に合わせたエサなどをそろえて、川に海に向かい何時間も何時間も魚と対峙したという。…

分人(ディヴ)

一人目 彼女はとても天真爛漫で、だれにでも分け隔てなく接することができる。優しさに満ち溢れていて、争いを好まない様子だ。仕事でもめいっぱいの明るさで対人関係をそつなくこなし、愛される人柄でまかり通っている。休日には料理やお菓子作りに精を出し…

クォーターライフ・クライシス

あまり知られていないのですが、20代後半から30代は「クォータークライシス」がやってきます。人生に焦り、幸福度が下がり「自分の選択肢は間違っていた」と思い込みます。でも安心してください。どんな選択肢を取っても不安はやってきます。そして「無駄に…

20211231

今年一番の寒波が襲来した夜、わたしはボタボタと傘におちる湿り気の多い雪を眺めながらひとり帰路についていた。年の瀬の雰囲気はやはりどこか忙しなく、街をゆく人々の足取りは軽快でいて少し焦っている様にも見えた。かくいう私はというと、終わらない仕…

夜のかけらと宇宙のココア

冬の寒さは大嫌いだけど、わたしにはとっておきの思い出がある。それを思い出すたびに、冬のことをほんの少しばかり愛することができるのだ。 幼い頃、父はわたしに流星群を教えてくれた。 ある晩、寝ているわたしをやさしく揺すり、星を見ようと午前3時に抱…

カルテット

自分の思いや、創作した話を書くのは得意(大好き)だけど完成した作品を見た後に書くレビューがなんとも苦手だ。ドラマ「カルテット」を見た。数年前に放映されていた連続ドラマで当時とても流行っていたのだけど、わたしは見ていなかったため、皆が揃って…

深夜高速

死のこと怖いって誰より思っていたくせに最近なんかアーもーしにてーなー疲れたーとか軽率に思うようになっちゃって。ほんとはそんなこと思ってないよゴメンゴメンって、心にね、謝ってる。そんな矢先、偉い人に寿司を奢られて、また素敵な歌にめぐりあって…

ビューティフルに生きて死ぬための僕らの人生 人生

嫉妬の裏にはなりたい自分の姿がいやというほど隠れていることをわたしは知っていて、だから例え妬みの感情が湧いて出たところで誰を攻撃するなんてことはないんだけれども。ないようにしているんだけれども。到底あなたがたには及ばない自分を、辿り着けな…

私を笑ってくれるなよ

失敗を嘲笑われたことを今日一日中ずっと、本当にずっと考えていた。(引きずっていた)他人の失敗を笑ってもいいなんてこと、学校はおろか親からもわたしは一度も教わったことなんてなかった。誰にでも失敗や得手不得手はあって、うまくできなかったときに…

星野結夏さま

暦の上に春は立ちながら、厳しい寒さが続いておりますが、 いかがお過ごしでしょうか? 風邪など引いていませんか? 霜焼けなどしていませんか? 突然の手紙ごめんなさい。 まだまだ寒く長い夜のついでに目を通して頂ければ幸いです。 まず、我が家に暮らし…

光生さんへ

光生さんだって。今そう書いてて自分でびっくりしました。 あなたのことを名前で呼ぶのは、ちょっと記憶にないぐらい久しぶりな気がして、なんか緊張します。 とりあえずご報告です。私家を出ました。 部屋を見て、びっくりしましたか?口開いてませんか?今…